福岡建設魅力発信・女性活用セミナー
開催レポート<2023/12/16>
開催レポート
<2023/12/16>
福岡県建設産業魅力発信セミナー<大学生・専門学校生対象>
日時:令和5年12月16日(土) 14:00~16:00
会場:北九州市内
レポート1
建設産業で働く女性たちがリアルに語る
 有限会社ゼムケンサービス代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに迎え、建設産業に携わる女性4人に登壇していただき、「まだまだ知らない建設産業の魅力」と題したトークセッションを行いました。

 まず登壇した方々に、現在の仕事内容などについてお話しいただきました。福岡県職員のAさんは、これまで公共工事の発注やまちづくりに関する業務に従事。20歳のBさんは、現場監督に憧れて建設会社に入社しました。また住宅の設計施工から営業までこなすCさんは元家具量販店のコーディネーター、建設コンサルタントのDさんは管理栄養士として働いていたという、異色の経歴の持ち主です。

 籠田氏から「仕事自慢をしませんか?」と促されると、登壇者たちは「やりがい」について深掘りしていきました。その中で「働いてみて、安全に暮らせるのはこの産業のおかげだと気づいた」「知識がないぶん、新しいことを現場で知るのが楽しい」「まちの景色をつくれるのは魅力」「自分がつくったという誇りが持てる」といった声が上がり、専門知識の有無に関わらず、実際に働いて得た気づきやモノづくりの面白さが、大きなやりがいにつながっていることがうかがえました。
もっと変わる!肌で感じる転換期の空気
 従来の「3K」(きつい・汚い・危険)についても、自由なトークが進みました。そこで語られたのは意外性。「強面な人たちがいると勝手に想像していたが、皆やさしかった」「上司や現場にも女性が増えた」「休憩中の職人さんは和やかで、オンとオフがある」などの体験談が飛び出しました。籠田氏は、「仕事中の職人さんに近寄りがたい雰囲気があるのは、気を緩めると命に関わる事故につながるという危機感があるから」と補足しました。

 転職組からは、コミュニケーションの重要性について話を聞くことができました。他に、女性の活躍する場が増えたことで、育休制度や時短勤務といった労働環境が整備されたことが紹介されました。

 「女性の立場から見て、もう少し変わってほしい、または変わってきたことは?」という問いかけに反応したのは、最年少のBさんでした。それはトイレの問題。「トイレは男女別に設置され、周りも気遣ってくれる」と、自社の配慮について語りました。籠田氏は、「この問題は次世代に残してはいけない」と強調。業界内では、休憩室も男女別に設置する取り組みが進められていることを説明しました。
スキルアップや十分な休日もある
 その後も、資格取得によるスキルアップや人の暮らしをつくる楽しさ、女性目線での業界への関わり方など、若い世代に対するメッセージを含む活発な意見が交わされました。登壇者の力強いことばに、籠田氏も「建設産業は多くの可能性を秘めている」と語りました。

 最後に、参加者からの質問を受け付けました。休日については、ほぼ全員が通常は週休二日制で、振替休日もあると回答。髪型やメイクに対する疑問には、安全面で問題なければ特に制限が無いことなど具体的に説明しました。今回のセミナーは、女性から見た建設産業の変化について知る絶好の機会となりました。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
※セミナーお申し込みにあたり取得した個人情報は、本セミナー運営以外には使用いたしません。
※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
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