開催レポート<2023/12/17>
開催レポート
<2023/12/17>
福岡県建設産業魅力発信セミナー<中・高生対象>
日時:令和5年12月17日(日) 14:00~16:00
会場:福岡市内
転換期まっただ中の多様な事例を紹介
有限会社ゼムケンサービス代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに迎え、建設産業に携わる女性4人に登壇していただき、「まだまだ知らない建設産業の魅力」と題したトークセッションを行いました。
登壇者は、数回の転職を経てゼネコンで現場管理を任されているAさん、高校時代に出合った測量の知識を生かして就職したBさん、建築士の資格を生かして工務店を興したCさん、幼少期から憧れた道路づくりに従事するDさん、設計士としてまちづくりに携わるEさんと、多方面にわたる方々です。
「チーム」でモノづくりをする達成感
登壇者はそれぞれの仕事を紹介した後、「やりがい」について発言。自分の手がけたものが形になる、暮らしに必要なものをつくっているという誇りが、やりがいへとつながっていることを語りました。また「日々発見がある」「一日も同じことをしていない」など、毎日の業務の中で学びが多いという意見もありました。
さらに出たのが「チーム」というワード。一つのものをつくるために、多くの人が関わっていることを話し合いました。Aさんの職場では、マンション建設でコンクリートを打った後も、多くの内装業者が携わります。Bさんは、「自分が調査測量したものが設計に反映され、図面通りに建物が完成することにやりがいを感じる」と説明。工務店経営のCさんも、「プロである職人さんとチームで動いているので、関係性を大事にしている」と語りました。
「3K」って、本当はどうなの?
「思っていたのと違うと感じたことは?」という問いかけには、法改正やノー残業デーなどの取り組みを挙げる登壇者が数人おり、3Kのイメージからの脱却が広がっている様子が分かりました。また「専門の学校で勉強したことはごく一部で、現場で学ぶことの方が多い」という意見から、興味があれば挑戦しやすい業界であることがうかがえました。
就労人口の男女比率に関しては、籠田氏が、現場に立つ女性が地方では全体の5%程度であることを説明。ただ、女性がチャレンジしたい分野であり、建築・環境系学部に進む女性が増えていることをつけ加えました。
参加者からは、休日や資格について質問が出ました。籠田氏は、建設業界では2024年度より完全週休二日制になる旨を補足。就職前に身につけた方がいいこととして、登壇者からは「コミュニケーション能力」「運転免許」「Excel、Word、PowerPointの操作」など、実感のこもった理由とともに回答がありました。
個性を生かせる、デジタル化も進む!
その後、籠田氏が主な資格について解説。「29業種ある建設産業には、得意分野や自分の特性に合った職種や資格が必ずある」と訴えました。登壇者のひとりは、「働き方改革やDXによる業務効率化の効果が出ており、仕事とプライベートの両立ができる業界なので、ぜひ挑戦してほしい」と、参加者にエールを送りました。
その後、籠田氏が主な資格について解説。「29業種ある建設産業には、得意分野や自分の特性に合った職種や資格が必ずある」と訴えました。登壇者のひとりは、「働き方改革やDXによる業務効率化の効果が出ており、仕事とプライベートの両立ができる業界なので、ぜひ挑戦してほしい」と、参加者にエールを送りました。
今回は、多様な実体験を聞き、建設産業の多面的な魅力を知ることができました。