福岡建設魅力発信・女性活用セミナー
開催レポート<2024/1/14>
開催レポート
<2024/1/14>
福岡県建設産業魅力発信セミナー<大学生・専門学校生対象>
日時:令和6年1月14日(日) 14:00~16:00
会場:福岡市内
レポート2
さまざまな視点から見た建設産業の魅力
 3回目のセミナーは、株式会社ゼムケンサービス代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに迎えて、建設産業で働く6人の方々とトークセッションを行いました。

 入社8年目のAさんは、道路工事の現場監督を任せられています。福岡県職員のBさんは、公共物の設計や工事の発注、監理に携わる部署に所属。勤め先で初の女性技術員だったCさんは、マンション建設の現場所長として奮闘中です。Dさんは、道路や河川などの設計業務に従事しています。営業職のEさんは、地元工務店の3代目。主に道路の設計に携わるFさんは、就職率の高さからこの業界に入りました。

 それぞれが感じる「魅力」「やりがい」について、最初に出たのは「生活の一部として後世まで使われる」「完成までの過程を見ることができる」というモノづくりの醍醐味でした。次に出たのは「社会貢献」。設計に携わるBさんとDさんの2人は、道路の改良が事故の減少につながること、設計によって災害の被害を最小限に抑えられる可能性などについて語りました。営業職のEさんは「仕事を取ってくることで、初めて会社がまわる」と、自身の立ち位置から話しました。
本音のホンネ!参加者の知りたいリアル
 3Kのイメージや女性の採用をめぐってトークが白熱する中で、最先端技術を導入した現場の安全確保や作業の効率化、その結果週休二日でも納期内に工事が完了できるなどの話を聞くことができました。登壇者からは、自社の事例として、女性技術者の採用の増加と労働環境の整備について紹介がありました。

 その後、参加者から「人間関係、本当はどうなのか?」などの鋭い質問が出はじめました。中堅の登壇者たちからは、「入社当時は現場所長に怒鳴られていた」「“女性だからすぐ辞めるだろう”と思われていたので、反骨精神でがんばった」といった、過去のリアルな話も飛び出しましたが、こうした経験から、近年の建設産業には大きな変化を感じている登壇者が多いようです。いい上司や先輩との出会いによって困難を乗り越えられたエピソードや、スキルアップすることで周りが認めてくれたことなどが披露されました。

 他に、意外だったこととして、「古くさい仕事なのかなと思っていたら、最新技術を使いこなしていた」という声がありました。
スマートな働き方と日々成長ができる
 籠田氏は、従来の3Kのイメージが、最先端技術の導入や法律の改正によって大きく変わってきたことを改めて解説。その変化に対して、登壇者全員が「日々学び、アップデートする必要がある」と実感しているのが印象的でした。

 さらに籠田氏は、スキルアップの取り組み例として、自社の社員が「1年に1つ資格を取る」ことを目標に掲げていることを紹介。会社によっては、受験料の支援や勉強会があることも補足しました。その後、数多くある資格の中から、登壇者が取得したい資格とその理由についてそれぞれ回答しました。

 最後に参加者へのメッセージとして一人ひとりが発言し、「少しでも興味があれば、ぜひこの業界にチャレンジしてほしい」と語りかけました。今回のトークセッションでは、今まさに転換期の建設産業を体感している人たちの貴重な声を聞くことができました。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
※セミナーお申し込みにあたり取得した個人情報は、本セミナー運営以外には使用いたしません。
※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
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