福岡建設魅力発信・女性活用セミナー
開催レポート<2024/1/21>
開催レポート
<2024/1/21>
福岡県建設産業魅力発信セミナー<中・高生対象>
日時:令和6年1月21日(日) 14:00~16:00
会場:北九州市内
レポート2
道路も家も!人の暮らしをつくる仕事
 有限会社ゼムケンサービスの代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに迎え、トークセッションを開催しました。パネリストとして登壇したのは、実家の老舗工務店で現場管理を任されているAさん、福岡県職員で主に道路維持に携わるBさん、フリーランスで空間をデザインする一級建築士のCさんです。

 自己紹介の後、経験を踏まえて「建設産業の魅力」について語り合いました。ここで分かったのは、一から建物をつくる面白さや、いいものを完成させてお客様に感謝される喜び、まちづくりに携わる誇りなどが魅力であり、やりがいとなっていること。ただ、登壇者は口々に「そこに辿りつくまでの苦労がある」とし、日々変わる状況への対応力や学びの姿勢が必要であることをつけ加えました。

 建築士のCさんは、「自分は、発注する人と、造る人の間にいる通訳のような立場。いいモノができたときは、いいチームワークのとき。逆にできなかったときは、反省点を洗い出して次に生かす」として、コミュニケーションの重要性を伝えました。
イマドキの建設産業を深掘りする
 会場やオンラインで参加した方たちから寄せられた多くの質問にも回答しながら、さらに建設産業の魅力や近年の変化について深掘りしていきました。

 「仕事で感じられるデジタル技術の進歩は?」という質問には、「工事用タブレットなどの普及によって、現場の写真を効率よくデータ化し、送信できるようになった」「現場での作業が遠隔操作やパソコン上で可能になった」などの変化が挙げられました。DXによる作業の効率化は、働き方改革の一環として急速に進んでいます。籠田氏は、自社で研究中のAIやARの開発について触れ、「この産業は、デジタルのサポートによってとても面白くなってきた」と語りました。

 「工事現場で女性が働きやすい工夫は?」という質問に対しては、籠田氏が男女別トイレ・休憩室の設置を紹介。続けて、女性特有の体調変化に限らず持病のある人なども考慮した、男女ともに働きやすい環境づくりを提案しました。

 質問の中には、「(人気ゲームの)マインクラフトは建設産業と関連性がありますか?」という令和らしいものもありました。
個性が生かされる、時代に合った業界
 その後、建設産業の古いイメージを払拭した経験についてトークは進行。「元請け・下請けの立場がフラットになってきた」「職場全体で協力し合う明るい雰囲気」「男女ではなく人間性を評価される」などの声が聞かれ、パワーバランスの歪みや技術職にある個人プレーのイメージが変化していることがうかがえました。就職希望者に対しては、「必ずしも資格が必要なわけではない。職場体験に参加すれば、将来像がイメージしやすい」というアドバイスもありました。籠田氏も「建設産業には、各自の人間力や個性に合う分野があるはず」と話し、多くの業種を抱える建設産業は間口が広いことを強調しました

 最後に、登壇者がモノづくりの面白さやDX化による働きやすさなどを含めて、改めて参加者へメッセージを送りました。籠田氏は「建設産業が、このセミナーに参加した皆さんの人生の舞台に、きっとなると思う」と話し、期待を寄せました。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
※セミナーお申し込みにあたり取得した個人情報は、本セミナー運営以外には使用いたしません。
※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
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