福岡建設魅力発信・女性活用セミナー
開催レポート<2024/1/28>
開催レポート
<2024/1/28>
福岡県建設産業女性活躍セミナー<女性・管理職対象>
日時:令和6年1月28日(日) 14:00~16:00
会場:福岡市内
レポート2
転換期の建設産業を分かりやすく解説
 今回は、女性技能者協会に所属し、クロスなどの内装工事を手がける鹿児島在住の古木麻衣さんがゲストスピーカーとして登壇。自己紹介を兼ねて、これまでの女性の労働環境について語りました。

 その後、有限会社ゼムケンサービス代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに、古木さんも交えてトークセッションを行いました。他の登壇者は、総合建設会社の工務担当のAさんと設計担当のBさん、福岡県職員で建設資材のリサイクルを推進する部署で働くCさん、建設コンサルタント会社のDさんとEさんです。Aさんは機械系、Dさんは元保育士、Eさんも前職は管理栄養士と、異業種からの転職組です。

 それぞれが仕事内容とあわせて、建設産業の仕組みや就労人口、職場環境などを、資料や数字を使って分かりやすく解説。国内の建設産業が70兆円規模の好景気であること、女性就労者の増加と今後さらなる進出が望まれることなどを説明しました。
女性の視点で見た業界と働きやすさ
 その後は参加者からの質問に回答しつつ、女性活躍の視点から「意外だったこと」「乗り越えたこと」「女性で良かったこと」を中心にトークが進行しました。

 「職人さんに女性が増えた」「専門知識がなく不安だったが、資格の取得で自信がついた」といった声がある一方で、「現場のトイレは男女別でも使いづらい」「従来の3Kのイメージが根強いのか、求人募集に女性の応募がない」という意見もあり、過渡期にある建設産業の現状と課題が浮き彫りになりました。

 そんな中でDさんは、自社が10年以上前から女性を評価してくれるようになり、働きやすい環境づくりが進んだことを紹介しました。部下のEさんは、「この会社で、女性という理由で辛かった経験はない」とコメント。「自分も働きやすい環境づくりの活動に携われれば」と続けました。
現場ってハードワーク?意外なリアル
 登壇者たちは、資格を取得すれば男女関係なく活躍できると実感していました。また現場では、ある程度自分の裁量で段取りを組めるため、残業などで調整が必要としながらも、家族や自身の事情に合わせて働きやすいことも感じていました。籠田氏は「女性の活躍は、男性の理解や真の活躍があってこそ導かれるものだ」と話し、男女共にワークライフバランスや多様性の尊重が重視されるべきであることを力説しました。

 「女性で良かったこと」としては、「工事の説明などで地域の人とコミュニケーションを取る際に、安心感を与えられる」「計画段階で女性の視点を入れやすい」といった声が出ました。
今がチャンス!多面的な業界で自分を活かす
 最後に、登壇者それぞれが改めて参加者にメッセージを送りました。この業界に入って20年の古木さんは、「自分たちが頑張って、より希望のある建設産業にしていくので、皆さんは後ろからついてきてほしい」と力強く語りかけました。

 籠田氏は、女性の活躍や多種多様な業種について知ってもらう機会になったと振り返り、今後の建設産業のあり方について「男女や年齢に関係なく、個人に合った仕事や働き方を選べることが大事なテーマだ」と話し、トークセッションを締めくくりました。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
※セミナーお申し込みにあたり取得した個人情報は、本セミナー運営以外には使用いたしません。
※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
※セミナーお申し込みにあたり取得した個人情報は、本セミナー運営以外には使用いたしません。
※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
フッター
フッター