福岡建設魅力発信・女性活用セミナー
開催レポート<2024/2/4>
開催レポート
<2024/2/4>
福岡県建設産業女性活躍セミナー<女性・管理職対象>
日時:令和6年2月4日(日) 14:00~16:00
会場:福岡市内
レポート2
多くの業種がある建設産業、増える女性の進出
 最終となる今回も、女性技能者協会に所属し、クロスなどの内装工事を手がける鹿児島在住の古木麻衣さんがゲストスピーカーとして登壇。有限会社ゼムケンサービスの代表取締役の籠田淳子氏をコーディネーターに、古木さんも交えてトークセッションを行いました。

 他の登壇者は、福岡県職員で県有施設などの監督業務に携わる部署で働くAさん、3年前に実家の工務店を引き継いだBさん、建設コンサルタント会社で河川の設計を担当するCさんの3人です。建設産業を担うさまざまな業種の人たちが、それぞれの仕事内容や仕組み、キャリアアップモデルなどを紹介しました。

 籠田氏は業界内の女性の進出状況について補足し、「女性の活躍の場が増える中で、若い人が働き続けられるかが大きなポイントだ」と語りました。出産時に当時勤めていた会社に育休制度がなかった古木さんは、自身の子育てを間近に見てきた会社が、後に育休制度を確立させたことを紹介しました。
労働環境の整備で、未来ある業界へ
 参加者からスキルアップについての質問が寄せられ、登壇者たちは、建設産業には多くの資格があること、資格の取得が収入増や自信につながるため、積極的にスキルアップを目指す人が多いことを説明しました。

 トークは、女性の雇用や仕事のやりがいなどについて進行。登壇者のひとりは、柔軟な勤務体制を求める先輩たちの声から、労働環境が整備された自社の事例を紹介しました。また女性社員に現場を任せている青池さんは「慣れるまでは体力面が心配だった」と話し、そのぶん周囲が気配りするようになったことなどを紹介。女性の育成については、「キャリアや体力の変化に伴い、本人の意思を尊重して調整していきたい」と語りました。

 籠田氏は、長く課題となっているトイレ問題について言及。男女別トイレや休憩室の設置が進んでいるものの、配慮不足の部分があることを説明し、「自分たちが働きかけて、次の世代に良いバトンを渡したい」と続けました。
自分に合った働き方ができる!
 さらに、参加者から「会社の自慢の制度や取り組みは?」という質問に対しては、ライフサポートのためのフレックスタイム制度や育児時短勤務などの事例が挙げられました。籠田氏は、自社で導入しているワークシェアリングについて、メリットや問題点、その解決策などの詳細を解説。現在は、AIやARの活用を試行錯誤中であることを紹介しました。

 また、「女性特有のことは聞きづらく、どうしたらいいか?」という男性参加者からの質問に対しては、古木さんは「まず女性から“こうしてほしい”と声を上げることが大事だ」と強調。籠田氏は、「日頃から人間関係を築くことが必要。最初は、家族などの身近な女性と話をしてみたらどうか」とアドバイスしました。

 最後に登壇者たちは、「働きやすい環境づくりが進んでいる」「地図に残る仕事で、やりがいがある」「男女問わず、知識と技術で収入を得られる」など、改めて建設産業の魅力を語りました。その後、「国民の幸せのために、建設産業はなくてはならない存在だ」と話した籠田氏。2024年度から始まる残業規制などについて解説し、転換期である業界全体の魅力アップに期待を寄せました。
〈お問合せ〉
「福岡県建設産業魅力発信セミナー&女性活躍セミナー2023」運営事務局 株式会社談
TEL 092-761-8057/FAX 092-761-8138
〈主催者〉
福岡県県土整備部企画課企画広報係
TEL 092-643-3696/FAX 092-643-3646
※自然災害等でやむをえずセミナーを中止する際は、本セミナー専用ウエブサイトでお知らせをいたします。
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※お問合せはお電話にて対応しています。事務局から本セミナーについてのメールが届くことはありませんので、ご注意ください。
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